学校経営方針
令和5年度
建学の精神と教育方針
- 本校は、学校法人昭和薬科大学が、太平洋戦争の戦禍を受けた沖縄県に私学の特色ある教育を通して人材育成に貢献したいという主旨で設立した学校である。
- 本校の教育方針は、その<建学の精神>に基づき、中学校・高等学校の教育を一貫して施し、活力に満ち、逞しく、情操豊かな人格を持った社会に有為な人材を育成することである。
品格ある進学校
- 本校は、特色ある私立学校として生徒が本校で学んだことに誇りと喜びを持ち、有為な人材育成を図る本校の教育実践が社会から評価される<品格ある進学校>づくりを推進する。
本校の教育実践
【1】教科教育の徹底
- 変わりつつ大学入試を見据え、「資質・能力の3つの柱」(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」)の習得に資する授業展開を推進する。
- 日常的な学習における「主体的・対話的で深い学び」を通して「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に資する授業改善に取り組んでいく。
- 県内随一の進学校を維持するために中高一貫した学習体系のあり方を検討していく。
- 電子黒板やタブレット等の有効活用によりICT教育の質を高め、より理解しやすく取りこぼしの無い授業づくりに努める。
【2】進路指導の充実
- 東大等難関大学への挑戦者を積極的に増やし進学校から伝統校への昇華を図る端緒とする。
- 医学部医学科への進学実績については維持・進展させ、保護者の負託に応える。
- 各学年に応じた適切な学びの情報を、教科及び担任と連携しつつ提供する。
- 新入試制度に関する情報を広く収集し、生徒、教職員、保護者との共有を図る。
- 学年主任と連携しつつ進学意識を高めるための仕掛けづくりをする。
- 英語検定をはじめとする各種資格検定試験の積極的導入を図り、学ぶ意欲を更に高める環境を構築する。
【3】生徒指導の充実
- 「品格あるリ-ディングスク-ル」に相応しい本校生徒としての規範意識を醸成する。
- 日々の生徒観察やアンケ-ト調査を行い、いじめ防止対策委員会を中心に全職員体制で、いじめを絶対に「しない、させない、許さない」環境作りを図る。
- 各学年担当者を配置し担任会と連携して各種講演会や集会を積極的に行い予防的指導にも注力する。
- 生徒指導に係る様々な問題に対して職員と保護者で連携して迅速・丁寧な対応を図る。
- 生徒自らが学校生活の充実や発展、さらに改善・向上を目指すため、自発的・自治的な活動を行えるよう生徒会活動を活性化する。
-令和5年度 学校経営方針-
1. 県内随一の進学校として更なる充実・発展
変わりつつ大学入試に対応するために、日常的な学習の中で主体的・対話的で深い学びを通して「資質・能力の3つの柱」(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」)の習得に資する授業展開を推進する。また、模擬試験や休業期間中の講座体制を改善・充実し、東大・京大等国公立難関大学や医学部等への進学実績の向上に努める。沖縄県内の他校の進学状況、模擬試験結果等のデータを活用し、リーディングスクールとして更なる発展を目指す。
2. ICTを活用した授業作りの推進
令和4年度は電子黒板を活用した教育活動が軌道に乗り、学習活動のみならず学級・部活動等でも積極的に利用された。令和5年度は更なる活用を探究し、より学習効果に反映させるべく教職員間の情報交換や研修会を充実させる。また令和4年度に「ICTを用いた教育への利活用に関する基本方針」を策定したが、令和5年度はその基本方針を軸に令和6年度からの生徒へタブレット導入に向けた本格的な検討を行い、生徒が主体的に活用できる学習体制を構築する。
3. 創立50周年事業の企画実施に向けて
令和5年度に附属高校は創立50周年を迎える。節目の年の記念事業として、記念募金事業、記念式典、記念誌、記念講演会等を企画している。令和4年度から、新たに設置した「50周年記念事業期成委員会」を機能させ各種事業を展開している。記念募金事業の附属校関係者への訪問活動を更に発展させ、最終年度となる令和5年度は、校友会、後援会、同窓会とも連携を密にし、募金目標額を目指して積極的な募金を展開していく。