趣意書

本校は「太平洋戦争で多大な犠牲を被った沖縄県の人材育成に貢献する」という建学の精神に基づき、学校法人昭和薬科大学が設立した全国で唯一の附属校です。1974年(昭和49)に校長以下10名の職員と1学年60名体制でスタートした高等学校も、1986年(昭和61)には中学校を併設し2004年(平成16) からは1学年定員200名の完全中高一貫教育を行っています。

その間、特色あるカリキュラムの編成、各種講座や進路指導体制の充実等を図り、昨今では毎年度東京大学、京都大学等の難関大学をはじめ、国公立医学部医学科への合格者を多数輩出する県内随一の進学校として不動の地位を築いてまいりました。2024年1月23日に創立50年目を迎えるにあたり、今後も伝統あるリーディングスクールとして社会に有為な人材を育成すべく鋭意邁進してまいります。

その中で、教育の情報化やICT教育の充実、スクールバスの買い換えなど、今後も多額の資金を必要とする事業が想定されます。そのような将来展望の下で、本校では高校創立50周年事業に引き続き更なる教育環境充実のため「教育充実資金寄附金募集事業」として広く関係各位に寄附金を募ることといたしました。ご支援いただいた寄付金を有効に活用させていただき教育成果を更に向上させ、沖縄県はもとより広く社会に還元し貢献してまいりたいと考えます。

 つきましては、「教育充実資金寄附金募集事業」の趣旨をご理解いただき、出費多端な折、誠に恐縮ではございますが皆様のご芳志を賜りますようお願い申し上げます。

2024年1月吉日

学校法人昭和薬科大学

理事長 渡部 一宏

 

昭和薬科大学附属高等学校・中学校

校長 冨里 一公